いよいよ梅雨明け。
やっと夏らしくなった。
夏は、中途半端な暑さより、思いっきり暑い方が、まだしも
諦めがついていい。
新聞を広げると、世界では相変わらず中東での悲惨な戦争のニュースや
国内では凄惨な殺人事件が引きも切らず、ったくナ~・・・
でついこの間の新聞記事に来春からいよいよ「大學全入時代に突入」
と書いてあった。
全国津々浦々の大学の募集定員と志願者数が同じになる
と言う訳です。
が、実体は定員割れをきたしている大学は実に4割を越え、
早い話、二極化がますます進んでいるらしい。
勝ち組、負け組に代表される、この「二極化」という言葉を
わたしは好まないのですが、世間では、巷ではよく使い
よく耳にする。
で、またまた「二極化」て言葉は一体何故産まれてきたのか
悪い頭で、さしも勉強もしないくせに、高慢にも考えてみた。
この二極化現象というものは、つまり資本主義社会がいつかたどり着くべき
爛熟期から崩壊期、つまり終焉に向かいいつつある、
その社会現象なのではあるまいか、と。
ほとんど直感的感想で、説得力に欠けるのではありますが。
全身芸術家をきどって生きてる身には、「二極化」なる価値観とは
さらさら縁がない。
せめて勝ち馬の尻尾あたりにしがみついて生きてはみるか、
と邪な考えも浮かばぬではないが、エ~イ、シャラクセイ・・・
ここは「男一匹ガキ代将」
素っ裸のまんま生き続けることにする。
それにつけても「八月の鯨」はいい映画だった。
人生の終わり方、仕舞方をしみじみと、しかも淡々と教えてくるのでした。
読者の皆様
暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛下さい。
神戸美術研究所アトリエKAI