全国の高速道路は津々浦々、ラッシュ・ラッシュの」G/Wも終了。
私はといえば思いの外長引いた風邪を患いほぼダウン状態。
用事を兼ねて帰省はしたものの、結局はどこにも行かずじまい。
昨日八日は塾生達と京都国立博物館での長谷川等伯展を観にいってきた。
混雑を少しでも避けるため、夕刻の入場を設定したのが良かったのか
昼過ぎまで降り続いた雨の所為かどうか、待ち時間はまずまずの30分。
これは恩の字とばかり待つこと30分
やっと館内にはいるとこれは想定以上の人波
一枚の絵の前一面びっしりの人だかり
まるでお菓子に群がる蟻さんみたい
「あのな〜、これってちょっと入れすぎじゃあないの」
と思うものの、これくらいさばかないとどうしょうもないのか
ともかく、これだけはしっかり観ておこうと思う作品だけはじっくりと構えて前列で観た
これはこれ、小品の人物像なら
髪の毛一本一本に至るまで
細部はしっかり観察はできたものの
今度は細部と全体像の繋がりが掴めず
「こういう観方もどうもな〜」とぶつぶつ。
で、およそ二時間をかけての観覧後、会場を後にしての等伯は
私にとってどんな絵師だったのか、と問われれば
一)若かりし頃の基礎、基本の習得、修行
二)中国絵画の模写、勉強
三)線のスピード
この三つが相まって等伯を等伯たらしめているのではないかと
ツイッター並にざっくりと総括してみたのだが、如何なものであろうか。
永徳も若仲もよかったけれど
等伯も観といて良かった、と何故か溜息つきつつ帰路に就いたのであった。
いや〜日本のクラッシック絵画も本当にいいですよね〜