師走である。
今年も残りわずかとなった。
今年もまたいろんな出来事があったけれど、
サブプライム問題から派生した世界同時金融恐慌で今年の〆
・・・なんというのがなんともシンボリック。
しょせん資本主義の行き着くところはこうではあろうとは想像はつくが
しかし、こうも無残に綻びるか。
経済に疎い、金銭感覚に鈍感、な私がサラサラ言うことではないのだが
詰まるところ、人間の営みに必要以上な金はいらね~ってことじゃあないの
まあ金を儲けるのは勝手だし、文句はないけど
今回の金融パニックは「悪銭身につかず」ってことではないの?
しかしながら、このような経済システム、社会システムの下で
実直に、額に汗して生業を得ている人達もまた
その影響をもろに被ってしまうところがなんともやっかい。
「天を見上げてお星様でも観てみる」とか
「野に出て鳥の囀りに耳をそばだててみる」とか
「足元に咲く名もない花を見やってみる」とか
「寅さん」じゃあないけど「人間の幸せ」って一体なんだろう、と考えてみる
そんなオーソドックスな人生観が今再び問われているように思う。
そんな折、重松 清の小説「とんび」を読んだ。
喫茶店で読み出したんだけど、不覚にも、臆面もなく泣けた。
「泣かす」小説なんて好きじゃあないけど、泣けるモンは仕方ない。
おっと・・・
今年のオイラのボーナスはこれ
マーチン・スコセッシ監督、
ローリングストンーズ 「シャイン・ア・ライト」でも観て今年の〆とするか
オジサンにはオジサンの楽しみがあるのだ、エッヘッへ!!!