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2007年 01月 15日
センター試験まで残すところあとわずか。
受験生諸君にとってはいよいよ正念場を迎える時期になった。 今更じたばたしたって・・・などと、そう潔く決め込まずに、ここは一番、 最後の悪あがきをしておこうではないか。 一点でも2点でも上積みすればそれだけ、合格ラインに近づくのであれば これをもぎ取らない手はない。 毎年、一点に泣く受験生は必ずいるもんね~ さてさて ついこの間ある病院の新築に絡み、病院内の壁面に飾る絵のコーディネイトを 依頼され、無事納品、つまり飾り付けてきた。 新築の建物なので、備品共々全てが綺麗ではあったのだが それだけではなにかもの足りぬ殺風景な空間が 絵を掛けた瞬間、全く別物の空間に様変わりしたのには驚いた。 といっても、レプリカとはいえ、それらの絵がピカソであり、ミロであり カンディンスキーであったりはしたのだが、それらを差し引いても尚、 絵のある空間には心を癒す何ものか、 例えば精霊のような物が瞬時に宿るとでも言えばいいか、 いやはや、今更ながら「絵」「絵画力」って凄い、と思わざるを得ない出来事に 久し振りに感動した。 もっとも、その病院を訪れる患者さんが全て、心癒されるわけではあるまいとも 承知しつつ。 やっぱり文化を、芸術を大切にしない社会、国家は、 二流、三流国家だと後ろ指さされてもしゃーないか。 もっとも、「日本丸」の船頭さんはよもや自分が後ろ指さされているとは ゆめゆめ思っても、感じてもないのであろうが。 近頃、巷を騒がすバラバラ殺人事件などを見聞きするにつけ、 この人達が一枚の絵を愛で、一編の詩を愛唱する人たちであったかどうか 聞いてみたいと、常々思うのである。 神戸美術研究所アトリエKAI
by kai3107
| 2007-01-15 17:29
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