芸術にも流行すたりがあって
同時代を華麗に生きていく芸術家もいれば
時代にそっぽを向かれ
辛酸をなめつつ生涯を終える芸術家もいる
それらを総括したところで歴史が淘汰するというか
選別するとかして名作が残るという寸法
芸術になるかどうかは実際の所時間がかかるのだ
自称芸術家がごまんといる世の中
芸術家だと言い張れば芸術家になれる世の中
しかしながら歴史はそうそう甘くはありませんぜ
現代美術だという、お芸術だという
たしかに、芸術をきちんと定義づけられない以上
芸術と言い張っても何ら問題ないのだが
いいも悪いもゴッタマゼのなんでもあり
「表現」だという
そんなものは3〜4才のガキでもする
これじゃあお芸術が浮世離れしても仕方あんめい
絵描きが、デザイナーが、音楽家が、詩人のすべてが芸術家とは限らない
芸術を芸術たらしめるには
それをきちんと受け止める側の見極めも必要になってくるが
これとて昨今非力ではある
じゃあどうすればいいのよ
ざっくりいってしまえば平成の「利休」が出現するかどうかにかかっている
つまり命を賭しても「美」を見極める
と、よいうような